ヴァージン・スーサイズ
2005年6月25日 映画
1970年代、アメリカ。
ヘビトンボの季節に逝ってしまった5人姉妹。
少女達の思春期特有の無垢なる輝きと危うさを
鮮烈に描いたソフィア・コッポラの長編デビュー作である。
想像していたよりも
穏やかで美しい作品だった。
彼女達の抑圧された生活へのわだかまりや
未知の世界への憧れ、逃避。
心の奥底に埋もれていた感情を
ズルズルと引き上げられていく感じがした。
しかし疑問や不可解な点も多い。
感情移入もしにくい。
それは、私が10代の少女ではないからだろう。
大人になっていくにつれ
忘れていく感情、切り離していく自分自身が
あるのだと気付かされた。
そして、あえてこういう作品にしたソフィア・コッポラは
すごい大物だと思った。(失敬?)
繊細ではかないもの、
それが美しく永遠に手の届かないものとなれば
人間はどうしてこんなにも惹かれるのだろうか。
大人になった少年達の心には、
今でも輝くような笑顔の美しい5人姉妹がいる。
それがあまりにも鮮やかで切なくなった。
5人姉妹の中でも、
4女のラックス演じたキルスティン・ダンストは
ずば抜けて美しかった。
14歳であの色気は反則モノ。
なんで今更このレビューを書いたのかというと
最近15歳の相次ぐ事件が
ニュースで取り上げられていたから。
福岡で兄を刺殺した弟、
管理人夫婦を殺害しガス爆発をしかけた長男、
学校で覚せい剤ジュースを飲んでいた女子高生。
盗んだバイクで走り出した彼も
みーんな15歳だった。
だからといってこの映画と全く繋がりはない。
ただ、不可解な点だけ同じ。
ヘビトンボの季節に逝ってしまった5人姉妹。
少女達の思春期特有の無垢なる輝きと危うさを
鮮烈に描いたソフィア・コッポラの長編デビュー作である。
想像していたよりも
穏やかで美しい作品だった。
彼女達の抑圧された生活へのわだかまりや
未知の世界への憧れ、逃避。
心の奥底に埋もれていた感情を
ズルズルと引き上げられていく感じがした。
しかし疑問や不可解な点も多い。
感情移入もしにくい。
それは、私が10代の少女ではないからだろう。
大人になっていくにつれ
忘れていく感情、切り離していく自分自身が
あるのだと気付かされた。
そして、あえてこういう作品にしたソフィア・コッポラは
すごい大物だと思った。(失敬?)
繊細ではかないもの、
それが美しく永遠に手の届かないものとなれば
人間はどうしてこんなにも惹かれるのだろうか。
大人になった少年達の心には、
今でも輝くような笑顔の美しい5人姉妹がいる。
それがあまりにも鮮やかで切なくなった。
5人姉妹の中でも、
4女のラックス演じたキルスティン・ダンストは
ずば抜けて美しかった。
14歳であの色気は反則モノ。
なんで今更このレビューを書いたのかというと
最近15歳の相次ぐ事件が
ニュースで取り上げられていたから。
福岡で兄を刺殺した弟、
管理人夫婦を殺害しガス爆発をしかけた長男、
学校で覚せい剤ジュースを飲んでいた女子高生。
盗んだバイクで走り出した彼も
みーんな15歳だった。
だからといってこの映画と全く繋がりはない。
ただ、不可解な点だけ同じ。
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